どうも、組み込みエンジニアのなかしーです。仕事では自動車に搭載するマイコンのプログラミングを行っています。
以前から気になっていた「マイクロビット」をレビューしていきます。マイクロビットはイギリスで教育向けのマイコンボードとして開発され、イギリスで11歳から12歳を対象に無償で配布されているそうです。
僕は今までにArduinoやラズパイ、PICといったマイコンを触ってきました。なかでもマイクロビットはプログラミングがとてもかんたんなので、小学生のお子さんのプログラミング教材やこれから電子工作を始める方にとっては扱いやすいと思います。
この記事ではマイクロビットのできることや使い方などを紹介していきます。
マイクロビットの外観
マイクロビットの大きさは43mm x 52mm x 11mmと小さくです。重さは9gほどです。
マイクロビットの回路
マイクロビットは本体だけでもプログラミングが学べるような回路構成になっています。マイクロビットに搭載されているセンサーやモジュールは次のとおりです。
- スイッチ・・・2個
- LED・・・25個
- 温度センサ・・・1個
- 加速度センサ&地磁気センサ・・・1個
- 無線モジュール・・・1個
写真付きでそれぞれの部品を見ていきましょう。
スイッチ
タクトスイッチが両サイドに合計2つ付いています。
LED
LEDが5×5のマトリクス上に並んでいます。
プロセッサー&温度センサ
温度センサーを内蔵したプロセッサーです。
加速度センサ&地磁気センサ
重力加速度(傾き)を調べることができるセンサと東西南北を調べることができる地磁気センサが一体化したICを搭載しています。
マイクロビットの使い方
マイクロビットのプログラミングはとてもかんたんです。
- ホームページでプログラムを作成
- USBケーブルでマイクロビットをパソコンに接続
- ダウンロードしたプログラムをマイクロビットに書き込む
イギリスで11歳から12歳を対象に無料配布されていることだけあり、プログラミングの中でも難しいと言われるC言語やPython言語ではなく「言葉のパズル」でプログラミング可能です。
しかも、日本の小学校ではscratch(スクラッチ)と呼ばれるアルゴリズムの学習が必修科目となりました。そのscratchとマイクロビットのプログラミングはとても似ているので、小学生のお子さんでも楽しむことができるでしょう。
一般的なマイコンボードはプログラミングを行う専用ソフトや書きこみツールが必要な場合がありますが、マイクロビットはホームページ上でプログラミングを行い、USBケーブルでプログラミングを書きこむことが可能です。
マイクロビットの購入方法
マイクロビットは次のネットショッピングで購入可能です。この記事を書いているときはAmazonの価格が一番安かったです。
ちなみに、プログラミングを書き込むときに必要なUSBケーブル(マイクロ)は付属していないので持っていない方は忘れずに購入してください!
マイクロビットの周辺パーツ
マイクロビット本体のみでも十分にプログラミングを学ぶことはできますが、こちらの周辺パーツを活用することでより本格的にプログラミングや電子工作を学ぶことができます。
マイクロビットのまとめ
この記事ではマイクロビットのレビューを紹介しました。
マイクロビットは他のマイコンボードと比べ、価格やプログラミングの難易度が低いです。そのため、小学生やこれから電子工作を始めようという方におすすめです。
Amazonや楽天などで購入可能です。一番安かったのはAmazonでした。下記のボタンを押して値段を確認してください。
電子工作関連のおすすめ記事
>>電子工作におすすめなマイコンを紹介【初心者でも扱いやすいのはどれ?】