どうも、なかしーです。
僕は自動車のプログラミングをする組み込みエンジニアとして働きつつ、YouTubeで電子工作の解説をしています、
>>なかしーの電子工作部
僕は工業高校に進学して、はんだづけやプログラミングを行う部活動に入部しました。当時は電子工作のスキルを競う高校生ものづくりコンテストに向けて、毎日のようにはんだづけを練習していました。
電子工作を行う上で大事なのが工具です。僕は大会に出ていたこともあって工具にもこだわりを持っています。
そこで、電子工作におすすめな工具を紹介します。
電子工作におすすめな工具
電子工作で工具が必要なときは基板に部品をはんだ付けするときです。最低でも今から紹介する工具は持っておいた方が良いでしょう。
はんだごて
電子工作に欠かせない工具と言えば、はんだごてです。
はんだごては基板と部品を金属で溶接(はんだ付け)するときに使います。はんだごては300℃から400℃とかなり高温になるので取り扱いには注意が必要です。
はんだごてによって、はんだの付きやすさが変わります。主な違いは先っぽの温度と形状の違いによるものです。先っぽの温度が高いほど、はんだが溶けやすいので作業はしやすいです。
しかし、ずっと温めすぎるとはんだが歪な形になったり、基板のはんだが付くところ(パターン)が剥がれたりします。はんだ付けに慣れない頃は低めの温度に設定をして、慣れるにつれて少しずつ温度を上げると綺麗にはんだが付くと思います。
また、はんだごては先っぽが鉛筆のようになっていたり、ナイフのようなものなど様々です。僕が使っているのは竹を斜めに切ったような形のはんだごてです。
他のはんだごてだと、周囲にはんだが逃げてしまいます。断面がカットされているはんだごてなら面ではんだづけができるので比較的付けやすいです。
はんだごてを選ぶときは先っぽが斜めにカットされていて、温度調整できるものを選ぶと良いと思います。
僕が使っているはんだごてはAmazonで購入可能です!温度調整可能で、先端もいくつかついています!さらにはんだまで付いているのでこれを買えば、はんだ付けができます。
ニッパー
抵抗やLEDなどの部品の足は、はんだづけするときに作業の邪魔になるのでニッパーで切断をします。ニッパーは基板に対して水平に立てた状態で切断するので、切り口が薄くなっている方が切りやすいと思います。
ニッパーはプラモデル製作に使うような手のひらサイズを選びましょう。
プライヤー
基板には穴が空いているので、抵抗やダイオードといった部品を曲げたり、メッキ線を使ってはんだ付けをするときに素手で持てないぐらい熱くなります。そこでプライヤーを使います。
抵抗やダイオードを曲げる時に工具の角を使うと綺麗に曲げることができます。プライヤーは出来る限り小さく、周りが角ばっているものを選ぶと良いでしょう。
リード線
ユニバーサル基板(穴だらけの基板)ではリード線を使って部品と部品を接続します。様々な色があるので、役割ごとに色を分けると後で修正するときに分かりやすいです。
感動的だったのがAmazonで販売しているこちらのリード線です。一度、袋から出してしまうと絡まったり、広がったりしてしまいますが、こちらの商品は箱に入れて必要な分だけ出すことができます。マジでおすすめです!
あったら便利な工具・測定機器
他にも電子工作で使える工具や測定機器があります。必須ではないですが、あれば電子工作で活躍すること間違いなしです。ちなみに、僕の家には全部ありますよ!
作業用マット
はんだ付けをするときにあるあるなのが、熱で作業していた机が溶けるということです。僕は何度も机を溶かしてしまいました(笑)
100均に売っている作業用マットでも十分ですが、工場などではんだづけを行うときに使われているようなマットを購入しました。
本当はアースを繋いで静電気を防止することができるのですが、静電気で部品が壊れたことがないので気にせずに使ってます。
保護メガネ
部品の足をニッパーで切断したり、はんだづけをするときに小さな粒が自分の方に飛んでくるかもしれません。最悪の場合、目に当たって失明する恐れもあります。
作業する時は保護メガネをかけておいた方が安全です。
マルチメーター
電圧を測ったり、抵抗値を測定したりと色んな機能が付いています。はんだ付けをして動かなかった場合はマルチメータ―が大活躍します。
使い方はこちらの動画をご覧ください。
僕が使っているテスターのレビュー記事はこちらです。
【Crenovanテスター レビュー】コンパクトで機能も満足!電子工作で使うおすすめの工具|まとめ
この記事では「電子工作で使うおすすめの工具」について紹介しました。
はんだ付けを行うのに最低でも必要な工具は次のとおりです。
- はんだごて
- はんだ
- ニッパー
- プライヤー
- リード線
個人的には作業用マットとマルチメーターは買っておくことをおすすめします。
電子工作のおすすめ記事
工具を購入したら作りたい物のイメージを固めましょう!
>>電子工作で作れるものを紹介【必要な知識や勉強する方法は?】
電子工作を始める方はこちらの記事もおすすめです。
>>電子工作の始め方【エンジニアが教える挫折しない方法】