どうも、エンジニアのなかしーです。
今回はELEGOOの電子工作の勉強に持って来いなスマートカーキットをレビューします!ELEGOOの担当者さんが僕のYouTubeの動画を見てくれたようで、メールでやりとりしてスマートカーを無償で頂きました!
実際に組み立てて動かしてみた感想としては
電子工作の勉強や子供のおもちゃとしておすすめ!
ブログやYouTubeではArduinoを使って電子部品を動かす方法について解説していますが、それらを学んだうえでこのスマートカーキットを購入するとよりステップアップできることでしょう。
僕みたいに組み込みエンジニアを目指している方にはシステム設計に近いことも学べるので特におすすめです。
動画でもレビューしています!
スマートカーキットの付属部品
Arduino UNOのスタータキットに比べると部品の種類は少ないですが、電子工作でよく使う部品が含まれているので十分満足できるでしょう。
部品一覧はこちらをご覧ください。
部品名 | 個数 |
DCモータ | 4 |
サーボモータ | 1 |
超音波センサー | 1 |
フォトセンサ | 3 |
赤外線センサ(リモコン付き) | 1 |
Bluetoothモジュール | 1 |
モータドライバモジュール | 1 |
USB給電バッテリ | 1 |
特に気に入ったのはBluetoothモジュールです。
スマートカーキットで出来ること
スマートカーキットはラジコンやAIカーとして動かすことができます。
ラジコンとして扱う場合
ラジコンとして扱う場合は付属の赤外線リモコンの上下左右のボタンを押すと走り出します。タイヤ1つにつきモータが1つ付いているのでその場で回ることも可能です。
また、スマホに専用アプリをインストールし、Bluetoothをオンにして接続することでスマホをリモコンとして扱うことも可能です。
AIカーとして扱う場合
スマートカーはセンサを2つ搭載しています。
1つはフォトセンサです。
フォトセンサはスマートカーキットの下部に3つ付いています。赤外線を発光して、跳ね返ってきた光を受信部で受光することで物体の有無を検出することができます。
また、赤外線は色によって反射する度合いが変化します。白色は反射してくれますが、黒色は赤外線を吸収してしまいます。この違いを活かして黒色のラインを読み取ることができます。
黒色のビニールテープが付属しているので床に貼り付けてコースを作ります。そのコースの上にスマートカーキットを置いて、赤外線リモコンの1番を押すとその黒いテープに沿って走り出します。
もう1つは超音波センサーです。
超音波センサーは超音波を出して、物体に跳ね返ってくるまでの時間を計測します。音が空気中を伝わる速さは約340m/sとされているので、この速さと時間から距離を計算できます。
超音波センサはスマートカーキットの顔のように取り付けられています。愛らしく見えなくもないですよね(笑)
赤外線リモコンの2番を押すと、サーボモータが0度から180度まで動き始めます。超音波センサで周りの障害物を探索し、障害物がない方へと一定時間だけ走りだします。
分かりやすく例えるなら掃除をしないルンバみたいな感じですね。
スマートカーキットの良いところ
Arduinoのスターターキットはたくさんの電子部品が付属しており、満足しています。しかし、電子部品を単体で動かしても電子工作をやっている感じがしないことでしょう。
また、電子部品を単体で動かすことは簡単だとしても、組み合わせることによってプログラミングの難易度がぐーんとあがります。
システムよりのプログラミングを学びたいのであれば、このスマートカーキットがちょうど良いと思います。特にArduinoにそこそこ慣れた初心者の方や組み込みエンジニアを志望している人にとって良い教材だと思います。
まとめ | スマートカーキットのレビュー
この記事ではELEGOOから発売されているスマートカーキットをレビューしました。
Amazonで販売していてどんなものか前から気になっていたので、ELEGOOさんの担当者さんにおねだりして良かったです(笑)
Arduinoのスターターキットに比べると値は張りますが、組み立てるだけでラジコンを作れて、実践的なプログラミングを学ぶことができます。
Arduinoの入門者レベルを超えたと感じる人はスマートカーキットに挑戦してみるのがおすすめです。
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