どうも、なかしー(@nakac_work)です。
僕は自動車や家電製品のマイコンにプログラミングをする組み込みエンジニアとして働いています。
Arduino言語って何?C言語と何が違うの?
と疑問に思われている方もいると思います。
Arduino言語はC言語を簡単にした初心者向けのプログラミング言語です。
Arduinoはイギリスで開発されたマイコンボードです。学生でも安価で簡単にプログラミングの勉強ができるようになっています。
僕は仕事でC言語を使っています。電子工作ではArduinoを使うことがあって、Arduino言語でプログラミングをする度に「Arduino言語はとてもシンプルで便利だな!」と感じています。
この記事では「Arduino言語」について紹介します。
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Arduino言語とは
Arduino言語はArduinoを動かすためのプログラミング言語で、C言語をベースに開発されているのでC言語の書き方が同じです。
大きな違いは必ず実行される関数があるのと標準ライブラリの違いです。
必ず実行される関数とは
Arduinoは無料で使えるArduino IDEという統合開発環境でプログラミングを行います。Arduino IDEではソースコードのファイルをスケッチと呼んでおり、新しくスケッチを作成すると2つの関数が記述された状態となっています。
void setup() {
// put your setup code here, to run once:
}
void loop() {
// put your main code here, to run repeatedly:
}
それが「setup関数」と「loop関数」の2つです。
- setup関数・・・初期化を行う関数。一度だけ実行される。
- loop関数・・・メインとなる関数。常に実行される。
Arduino言語の場合は「setup関数」と「loop関数」を実行しないとコンパイルエラーになってしまいます。C言語というと「setup関数」を呼び出す必要はなく、初期設定を行う関数はユーザーが独自に宣言するようになっています。
あと、Arduino言語でいう「loop関数」は「main関数」となっています。名前が違うだけで役割は同じです。条件分岐やコメントアウトの書き方はArduino言語とC言語は同じなので、C言語がある程度出来るなら苦労しないと思います。
Arduino言語のプログラミングが簡単な理由
ArduinoはモータやLEDと言った電子部品を動かすためのマイコンです。学生向けに開発されていることもあって、電子部品を簡単に動かせる標準ライブラリが充実しています。
Arduinoと同じマイコンであるPICでは、電子部品を動かすために細かな設定が必要です。そして、設定が細かいのでプログラミングの量は多くなります。しかし、Arduinoはその複数行のプログラミングをたった1行で済ませることが可能です。
Arduinoには次の基本的な機能を動かす標準ライブラリがあります。
- デジタル入出力
- A/D変換
- PWM制御
- シリアル通信
- 遅延処理
あとは電子工作でよく使う部品を動かすためのライブラリもあります。
- サーボモーター
- ステッピングモーター
- SDカード
これだけあれば電子工作の初心者でも簡単にプログラミングして動かすことが出来ると思います。Arduino言語の関数の使い方は当ブログの記事もしくは日本語リファレンスを参考にすると良いですよ!
Arduinoの勉強方法について知りたい方は「Arduinoをゼロから勉強する方法を紹介【参考書は不要】」をご覧下さい。
Arduinoをゼロから勉強する方法を紹介【参考書は不要】Arduino言語|まとめ
この記事では「Arduino言語」について紹介しました。
Arduino言語についておさらいしておくと
Arduino言語はC/C++をベースにして開発されたプログラミング言語です。他のプログラミング言語と比べて、標準ライブラリや電子工作でよく使う部品を動かすライブラリもあるので、プログラミング初心者でも簡単にプログラムが可能です。
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