電子回路の図記号を紹介【電子工作を始めたばかりの方向け】

どうも、なかしー(@nakac_work)です。
僕は自動車や家電製品のマイコンにプログラミングをする仕事をしています。そして、趣味で電子工作をやっています。

電子工作を始めたばかりの時は、回路図の読み方が分からなかったので、参考書通りに回路を作ることしか出来ませんでした。

電子工作で作りたいものを作るには回路図を読んだり、書いたりするスキルは必須だと思います。

次の2つを繰り返すことで電子工作のレベルが上がると思います。

  • 作りたいものに必要な回路を勉強する(インプット)
  • 考えを回路図として書き出す(アウトプット)

この記事では、「電子回路の図記号」を紹介します。

図記号を覚えないと回路図は書けませんし、初心者の方でも参考書を読んだときに「あっ、この部品か!」となると思います。

読むだけで覚えるのは難しいと思うので、実際に書いてみてください!

電子工作でよく使う部品の記号

まずは、電子工作でよく使う部品の記号から紹介します。

回路図には次の3つがセットで書かれていると思います。

  1. 図記号
  2. 略号
  3. 容量

抵抗

略号はResistanceの頭文字を取って「R」で記されています。
回路図によって四角かジグザグで表しているか変わるので、どちらも覚えましょう。

可変抵抗器

略号はVariable Resistorで「VR」で記されています。
抵抗と同じく2種類あります。

ダイオード

略号はDiodeの頭文字「D」で記されています。
回路図によっては、黒塗りではなく白く(外側の線だけに)なっているかもしれません。

左側の端子がアノード(A)で、右側の端子がカソード(K)となっています。
向きを間違えないように注意してください。

LED(発光ダイオード)

略号はそのままの「LED」です。

ダイオードに外側を向いている矢印が付いています。
これを内側に書くとCDSといって光センサーになってしまうので向きに注意です。

コンデンサ

略号はCapacitorで「C」です。

左側は極性がないコンデンサの時に使います。
例えば、セラミックコンデンサやフィルムコンデンサです。

右側は極性があるコンデンサの時に使います。
例えば、電解コンデンサです。

トランジスタ

略号はTransistorの二文字を取って「Tr」です。
「T」は電圧を変換するのに使うトランスです。

左側がNPN型で、右側がPNP型です。
矢印が外側なのがNPNで、内側がPNPと覚えると良いと思います。

電界効果トランジスタ

略号はField effect transistorの略で「FET」です。

左側がN型で、右側がP型です。

部品以外の図記号

部品以外にも覚える必要がある図記号があります。

電源

電源にはこの記号を使用します。
プラス側の電源を「Vdd」で、マイナス側の電源を「Vss」で表します。

この記号は、この記号と繋がる部分を基準とすることを意味します。

グランドと呼んでいて、略号は「GND」です。
直流電圧回路はこちらを使用します。

電子回路の図記号|まとめ

この記事では「電子回路の図記号」を紹介しました。

まだ、他にもありますが電子工作でよく使うものだけ抜粋してます。

ポイントは

  • 図記号と略号をセットで覚える
  • 極性や種類によって図記号を使い分ける

回路図の書き方について知りたい方はこちらの記事を読んでください!
>>回路図の書き方【キレイに分かりやすくするコツ】