どうも、なかしー(@nakac_work)です。
自動車や家電製品にプログラミングをする組み込みエンジニアとして働いています。
電子工作でよく使う部品といえば、スイッチです。
スイッチと言っても色んな種類があります。
マイコンにスイッチを繋げば、スイッチが押された時にプログラムを実行するようにもできます。
スイッチの種類や回路まで理解しましょう!
この記事では「電子工作で使うスイッチと回路」について紹介します。
電子工作で使うスイッチの種類
電子工作でよく使うスイッチは
- タクトスイッチ
- トグルスイッチ
- スライドスイッチ
- ディップスイッチ
この4つだと思います。
タクトスイッチは押して離すと元に戻りますが、その他のスイッチは切り替えるとそのままの状態を保ちます。
スイッチにはa接点とb接点があります。
スイッチのa接点
a接点とは何らかの操作を加えた時に繋がる(閉じる)接点のことを言います。
例えば、タクトスイッチはa接点です。
スイッチのb接点
b接点とは何らかの操作を加えた時に回路を切断する(開く)接点のことを言います。
a接点とは逆の動きをします。
スイッチではありませんが、リレーにはb接点もあります。
スイッチの回路
スイッチの基本的な回路は2種類です。
a接点を使って説明しますが、b接点の場合は操作した結果が反対になると思ってください。
スイッチを押した時に5Vを出力する回路
スイッチを押したときは0Vですが、
スイッチを押すと回路が繋がるので、出力は5Vになります。
スイッチを押した時にGNDに繋がる回路
スイッチを押してない時は、5Vを出力します。
スイッチを押すと回路が繋がって0Vになります。
スイッチの回路って片方に5VかGNDを繋げばいいんじゃないの?
と思っている方もいるかもしれません。
僕が紹介したスイッチ回路の抵抗には意味があります。
回路が繋がっていないときのスイッチ回路の出力を考えてみてください。回路の出力は何ボルトになりますか?
実は「分からない」が正解です。この5Vでもないし、GND(0V)でもない状態を「不定」と呼びます。
もしも、マイコンは0Vか5Vのどちらかしか認識出来ないので、不定の信号を受け取ると混乱してしまいます。スイッチ回路の出力を0Vか5Vにする為に抵抗を繋げています。
電子工作で使うスイッチと回路|まとめ
この記事では「電子工作で使うスイッチと回路」について紹介しました。
ポイントは、
- スイッチにはa接点とb接点がある
- マイコンに繋ぐなら不定を避ける
今回はこの回路を覚えましょう。