どうも、なかしー(@nakac_work)です。
僕は自動車や家電にプログラミングをする組み込みエンジニアとして働いています。電子工作が好きで自宅でテレビのリモコンなどを作りました!
電子工作は作りたい物の回路を考えて、プリント基板にはんだづけして組み立てます。しかし、プリント基板はつなぐ場所を間違えてしまったり、部品を交換したいときに修正するのがめんどくさいです。
また、プリント基板にはんだづけする前に一度確認したいときや簡単な実験をしたいときもあるでしょう。そんな時に役立つのがブレッドボードです。
ブレッドボードは電子工作の必須アイテムです。
通常は部品と部品をはんだづけして、つなげる必要があります。しかし、ブレッドボードを使えば、はんだづけをしなくても回路の動作を確認できます。
電子工作するときにブレッドボードは本当に助かる!
この記事では「電子工作でのブレッドボードの使い方」について紹介します!
ブレッドボードの使い方
色んなサイズのブレッドボードが販売されていますが、どのブレッドボードも使い方は同じです。
ブレッドボードの特徴
ブレッドボードの中央にアルファベットでaからjまで書かれていると思います。
aからeまでの横一列の穴がつながっていて、fからjまでの横一列の穴がつながっています。しかし、縦にはつながっていません。
a | b | c | d | e | f | g | h | i | j | ||
1 | a1 | b1 | c1 | d1 | e1 | f1 | g1 | h1 | i1 | j1 | |
2 | a2 | b2 | c2 | d2 | e2 | f2 | g2 | h2 | i2 | j2 |
ブレッドボードに見立てた表で説明すると
- つながっている箇所(同じ色)
- a1からe1(黄色)
- a2からe2(緑色)
- f1からj1(青色)
- f2からj2(赤色)
- つながっていない箇所(違う色)
- a1とa2
- e1とf1
赤色でプラスのマークと青色でマイナスのマークの部分の穴は縦につながっています。
この穴に部品を挿して回路をつくります。そして、部品と部品の間の配線にはジャンパーワイヤーを使います。
ブレッドボードで回路をつくった後に、ジャンパーワイヤーが回路図のどの配線か分かりやすいように、僕はジャンパーワイヤーの色にルールを決めています。
ジャンパーワイヤーのルール
- 赤色→電源のプラス
- 黒色→電源のマイナス(グランド)
- その他→信号線
ブレッドボードは電源をショートさせたり、ICのピンにプラスとマイナスを逆につなぐと壊れる可能性があります。
電源の色だけは決めておいた方が良いと思います。
ブレッドボードを使った例:発光ダイオードの点灯回路
上の写真は抵抗と発光ダイオード(LED)をつないだ回路です。
(電源のプラス→抵抗→発光ダイオード→電源のグランド)
このブレッドボードに電源をつなぐと発光ダイオードが光ります。
ブレッドボードを使うメリット
ブレッドボードを使うメリットはこんな感じです。
- はんだづけ不要
- 回路の修正が簡単
- 部品の取り外し可能
はんだづけは約300℃ぐらいのはんだごてを使うので、やけどする可能性があります。また、はんだづけする箇所を間違えてしまうと、はんだ吸い取り器などを使う必要がああるので、はんだづけした後に回路を修正するのは大変です。
しかし、ブレッドボードならはんだづけをしなくても回路の動作を確認することができます。
ブレッドボードを使うデメリット
ブレッドボードを使うデメリットはこんな感じです。
- 使えない部品がある
- 回路の規模が大きくなると混乱しやすい
ブレッドボードで使えない部品があります。
例えば、ACアダプタを差し込むDCジャックです。
電子部品で有名な秋月電子通商さんでは、DIP(ディップ)化する基板を販売しています。
これを使えばブレッドボードでも使えるので、とても便利です。
回路が複雑になりそうな場合は、回路のまとまりごとにブレッドボードを分けて使うのがおすすめです。
ブレッドボードには、凹凸がついていて他のブレッドボードと物理的につなげることができます。
ブレッドボードの使い方|まとめ
この記事では「ブレッドボードの使い方」を紹介しました。
ブレッドボードは、はんだづけなしで電子回路をつくることができて、回路の修正も簡単で実験や動作確認をするときに便利です。
電子工作をするなら最低でも1つは持っておきたいところです。
ブレッドボードに取り付けれない部品は秋月電子通商さんのDIP化基板を活用すればOKです。